慶應受験記_14

そこからは駆け抜けるだけだった。

脇目も振らず勉強し続けた。

年越しはファーストキッチンで勉強した。

寂しさなんてなかった。

ひたすら2月の試験ラッシュに向け勉強し続ける。

そして、慶應義塾大学経済学部の試験日を迎えた。

田町駅の改札を通り、

東京タワーが見える通りを歩き、

大学の門をくぐる。

教室に入り、席につく。

深く深呼吸し、自分に言い聞かせる。

未来の俺はここで授業を受けている。

その未来を今の俺が裏切るわけにはいかない。

英語と小論文は大丈夫、いつもどおりにやればいい。

数学は全問終わらなくてもいい、ただ、大きなミスさえしなければいい。

大丈夫、俺には俺がついている。

そう自分に言い聞かせ、試験が始まり、数時間後、チャイムとともに試験が終わった。

次の話

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