慶應受験記_16

2012年4月、スーツを着て日吉駅にいた。

銀色の変な玉のオブジェの横から、まだ葉をつけていないイチョウ並木とスーツ姿の群衆が見える。

どんな奴らがいるんだろう。

おそらく俺の人生で接点のなかった人たちばかりだろう。

どんな影響を俺は受けるのだろうか。

1つの目標は達成した。

でも、これはスタートに過ぎない。

受験が終わっても、未来の俺を裏切れない俺の戦いは続いている。

そう思いながらも、これから始まる生活に胸は高鳴っていた。

信号が変わった。

集団とは少し距離を置きながら1人で信号を渡る。

過去の俺が作ってくれた、小さいけれど、揺るぎない自信を抱きながら。

あとがき

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