慶應受験記_6

2、3日経っただろうか、ふと思ったんだ。

俺はずっと勉強から逃げてきた。

社会に出てから何の役にも立たないと思ってきたから。

でも大企業の社長はこぞって高学歴ばかりだ。

これはひょっとするとなにかあるのではないか。

ここから成り上がるため、王道に戻ってもいいかもしれない。

俺は決心した。

一流大学に入る。

そして人生変える。

今まで逃げてきた勉強に立ち向かう。

一流大学生だって同じ人間だ、俺だってできる。

勉強するために友達は捨てる。

ここで本気で努力して実績を作るんだ。

いつかいつかと心の中で思っていたでかいことを、まずここで実現させるんだ。

部活動では活躍できなかった。

俳優という目標も捨ててしまった。

これ以上、俺は俺を裏切れない。

勉強したことない。

知識ゼロ。

才能なし。

それでも俺は一流大学合格を目指し受験勉強に挑み始めた。

池袋のボロマンションに一人。

2010年の2月。

前は全く見えない、誰も助けてくれない。

根拠のない自信だけが頼りだったが、強く決心し前に進み始めた。

次の話

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