慶應受験記_7

決心してからは早かった。

まず志望校。

慶應義塾大学の経済学部のA方式(英語、数学、小論文)を第一志望にした。

当時の俺は本当に知識ゼロ。

だけど一流大学に入学し、一流大学に行く人たちと交流してみたいという思いがあった。

なので勉強する科目が実質2科目で、東大を落ちた人たちが多く在籍するであろう慶應経済に焦点を絞った。

勉強する科目は英語と数学のみだ。

そして浪人期間は長くても2年間、一日の勉強時間は最低10時間にした。

当時勉強ブログや逆転合格記なるものを読み漁っていたのだが、おそらく知識ゼロからの状態だと1年は厳しいだろうと予測できた。

なので最長2年間という期間を設定し、その期間は休みを作らず勉強しようと決めた。

環境面では勉強に集中するために実家に帰り、友達との連絡を断ち、予備校に通うことにした。

予備校選びは大変だった。

なにしろ出身高校、知識ゼロ、一流大学に合格したいことを説明すると、

その要望には対応できないなぁ

と、ネガティブな対応されることがほとんど。

家の近くの小さな予備校だけが

難しいとは思うけど、支援はするよ

ありがたかった。

なんとか質問できる環境と自習室を手に入れることができた。

こうして普通の浪人生が勉強するような環境に身を置くことができた。

昼間の予備校には既に偏差値60を超えてる浪人生たちが多くいる。

俺と中学で同級生だった友達の後輩もちらほら。

夜には高校時代には雲の上の存在だと思っていた高偏差値高校の生徒がたくさん予備校に来る。

他の生徒は大学受験用の参考書を自習室でやっている。

ただ一人、中学生用の参考書に取り組んだ。

そりゃ恥ずかしいよ。

でも、

今まで勉強に取り組んで来なかったんだから当たり前だ。

焦る気持ちはあるけど一歩一歩進むしかない。

大丈夫、俺には俺がついている。

自分に言い聞かせ淡々と問題を解きはじめた。

次の話

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